Hiroko Kasahara 1987-1998

 きっかけは、『吸血鬼美夕』TVシリーズの第8話です。

 笠原弘子さん演じる内気な少女・美峰がひょんな事からスカウトされ、瞬く間にスターになっていくが……というストーリー。美峰の歌うデビュー曲として使用されたのが、『逢いたい』という挿入歌でした。パッと聴いてすぐに強烈な印象が残るというよりは、聴くたびに心の奥底にじわじわと沁み込んでくる感じでした。甘すぎない透き通ったのびやかな歌声は、不思議と何度も聴きたくなります。

 そんな経緯で手に取ったのが、最新ベストアルバムの『Hiroko Kasahara 1987-1998』です。2枚組でボリューム満点な上、名曲揃いで曲順に緩急もあるので、通して聴いてもダレません。当時のアレンジやプロダクションはさすがに郷愁を誘いますが、メロディーの良さは普遍的なものですし、リマスタリングされているのか音自体は綺麗で、悪い意味の古臭さは感じません。入門編として最適でした。

Hiroko Kasahara 1987-1998

Hiroko Kasahara 1987-1998

  • アーティスト:笠原弘子
  • 発売日: 2017/04/26
  • メディア: CD