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あなたのうしろなう。^_^

竹本健治『ツグミはツグミの森』

竹本健治ツグミツグミの森』を読了。
こんなにドキドキして、夢中になって読めるなんて・・・もう無理だと思っていました。とても、良かったです。

嵐の合宿棟、妖しい双子、森で起きた陰惨な事件…よだれが出るような要素がてんこ盛りですが、そんなものはほんの序の口でした。「仕掛け」自体は易しいほうだと思いますが、気付いていても絶対に認めたくはないし、決して暴いてほしくはないし・・・うっとりするようなうしろめたさと、絶望と、愉悦に、しばし浮世を忘れて耽溺させていただきました・・・。

とにかく、友雪が愛しくてたまらない。
足フェチだとか、「僕」のマットでの出来事も友雪だと考えると、やはり母親の血を彷彿とするのですが、それでも、彼は母親のように欲望を解放する方向へはいかずに、逃避を重ねた結果、壊れてしまったというあたりに、とても好感が持てます。←ネタバレ反転

ツグミはツグミの森 (講談社ノベルス)