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あなたのうしろなう。^_^

6月に読んだミステリーメモ。

ガイドとして『おすすめ文庫王国2016』『国内ミステリーマスリード100』『女子ミステリーマストリード100』を片手にミステリー漁りに勤しんだ。たいへん有益で、充実した読書ライフを送ることができた・・・が、もう少し読むペースは上げられないものだろうか・・・。

「霊応ゲーム」パトリック レドモンド・著 / 広瀬順弘・訳 

主人公は己の身の上の不幸になすすべもなく鬱屈しており、一筋の希望に出会ったかと思いきや、それすらさらなる惨劇への引き金でしかなく、行きつく先はどうしたって絶望しかなかった。

・・・という、ある意味での様式美が貫かれているので、安心して読める。その種の期待には確実に寄り添ってくれるだろう。本当にろくな境遇の人が出てこないし、最終的に全員揃いも揃ってろくな目に合わない。全くもって容赦がない。

「黒百合」多島斗志之

こんなのわかるか~!

前例のないトリックではないから、聡明な人物であれば、或は第一段階の仕掛けには気付くかもしれない。しかし、後半に畳みかけるように明かされる真相には、ただただ茫然とページを繰るばかりだろう。湧いてくる感情は、悔しさよりも鮮やかに騙されたことの快感である。ここは1つ、景気よく騙されておくべきだ。(負けおしみ)

「成吉思汗の秘密」高木彬光

ヒロインに対する違和感は時代性の違いとしても、前半の理詰めな論証に圧倒された後では、やはり後半の展開は素直に飲み込めないところである・・・。

むしろ、この作品で印象に残ったのは、ヒロインの秘密の方だと言えなくもないかもしれない・・・。正直、このヒロインには終始ピンとこなかったのだが、露見後多少は魅力的になった・・・ような。

伊藤博文邸の怪事件」岡田秀文

げ・・・月輪!

名探偵・月輪シリーズの第1作目ということで、月輪さんがあの日本ではじめてカーセックスをしたことで有名な偉人・伊藤博文の邸宅で書生をしていた頃に起きた不可解な事件のお話。

僕は先に2作目の「黒龍荘の惨劇」を読んでからこちらに手を付けたのだが、すっかり騙されてしまった。情けない。月輪さん、昔からガチだった。